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ものづくり辞書作り手 / 筒井時正玩具花火製造所
線香花火を手に持ち琥珀色の火花が散る手描きスケッチ
toC+toB 公開 キュレーション掲載

筒井時正玩具花火製造所

夏の夜に儚く咲いて散る線香花火。その火のほとんどが今は海外製という時代に、素材の配合から一本の縒りまで手仕事で国産の火を守り続けるのが、福岡県みやま市の筒井時正玩具花火製造所だ。1929年(昭和4年)創業、現在は3代目・筒井良太/今日子夫妻が受け継ぐ。

福岡県みやま市  | 創業 1929年

公開層(どなたでも)

素材火薬
加工・技術線香花火製造
できること線香花火(西=スボ手牡丹/東=長手牡丹)、手持ち花火、鯨花火・龍花火・花富士などの意匠玩具花火の製造。祝い線香花火など名入れ・別注、東西セット等のギフト商品。ワークショップ(染色・火薬入れ・紙縒り体験)。
用途・事例国産の高品質線香花火として全国の百貨店・専門店・オンラインで販売。結婚祝いや誕生日など節目の贈り物(数年寝かせると火花がやわらぐ熟成の楽しみ)。訪日・観光文脈では工房見学とWSも。花火を楽しむ宿『川の家』(八女市黒木町)も運営。
カテゴリ雑貨
受けたい相談BtoC拡大ギフト・贈答後継・事業承継海外展開

強み・こだわり

最大の特徴は、西の『スボ手牡丹』(米づくりの藁の先に火薬)と東の『長手牡丹』(和紙で火薬を包む)の両方を今も作る国内唯一の製造所であること。火薬の要となる松煙は宮崎産の松の根を30年以上寝かせたもの、紙は八女の手すき和紙を草木染め、藁は自ら米を育てて用いる。火薬は0.08グラム単位で計り、1%違えば火花が変わる。引火を防ぐため製造所内には電気を通さず、自然光・無空調のなか全工程を手作業で行う。火は蕾・牡丹・松葉・散り菊と四段階に移ろい、人の一生にもたとえられる。

歴史

1929年(昭和4年)、みやま市で子ども向け玩具花火の製造として創業。転機は1999年。みやま市に近い福岡県八女市にあった国内唯一の線香花火製造所が廃業を迎えた際、3代目・筒井良太さんがその技術の継承を願って修行し、廃業と同時に道具も職人も技もすべて引き継いだ。以後、中国産に対抗して量産していた当時の配合を一から見直し、国産の上質な線香花火として売り方・デザインを刷新(厚生労働省『九州ちくご元気計画』に参画しパッケージを一新)。2024年には九州観光まちづくりAWARD 金賞(ものづくり部門)を受賞した。

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